名古屋へ逃げた探偵さん
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 怪しい行動

 


1年半が立ち、やっと、長く付き合えるカレが出来たと安心感の出た矢先。
ちょっとした転機がおとずれました。

その日、いつも一人でチラシを配っていたカレが、いつものようにお弁当を持っていくと、職場の同僚と一緒にいたのです。
おお、この人も探偵なのか、と、ちょっと嬉しくなってしまう。
探偵さんが二人も目の前に。

感じ良く挨拶をし、カレの彼女ですオーラ全開で。
カレの同僚は、カレよりちょっと年上に見える感じのいい人。
カレがいつもお世話になっています、というようなことを言ったら、感じはいいのだけれど、ちょっと怪訝な表情がひっかかった。

わたし、変なこと言ってしまったかな?と、不安になってしまう。
その一瞬を除いては嫌な感じはなく、少しお話ししたあと、お邪魔してはいけないから、と一緒にお弁当を食べずに退散した。

それから数日して、カレが探偵仲間と飲みに行く、というメールが入った。
今まで、同僚さんと飲みに行ったこともなかったので、わたしのことを尋問されるのかな?と、とてもプラス思考に考えていたんですね。
その日、彼は帰りが遅くなったらしいのですが、翌日の電話で楽しかったと嬉しそうに話してくれたので、わたしまでなんだか嬉しくなっちゃってたんです。

それからも、カレは1週間に1度か、2週間に1度くらい飲みに行くようになったのです。
わたしは、自分がきっかけであの同僚さんと仲良くなったのだと、これまたプラス思考にモノを考えてたんですね。

そして、事件は起こりました。
仕事がお休みの平日。
わたしは午前中、用事があったので、カレへのお弁当を持っていくのをやめていた。
お腹がすいたから、軽く食べて行こうかと、うろうろしていたら、この間会った彼の同僚さんを見かけたのです。

チラシを配っている風でもなかったので、調査中だったらどうしよう、と思いながら、挨拶だけはしようかと、同僚さんの方に歩いていく。
すると、声をかけるより前に同僚さんが気が付いてくれて、先に挨拶をしてくれたのです。
ちょっと立ち話しをして、カレを飲みに誘ってくれたお礼を言うと、同僚さんがまた、あのときとおなじ怪訝な表情を浮かべたのです。

“これから予定あるの?”と聞かれ、軽くお昼を食べようと思っていたところだ、と答えると、良かったら一緒に、ということになった。

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